
GarageBand・Logic Pro X を使ったDTM/DAW(音源作成)やボーカル録音をし、Illustrator・Premier Pro・After Effectsでデザインやアニメーション作成をしている、WEBデザイナー & 童謡YouTuberのひまわりです。
ついについに!
YouTubeでサムネイルのABCテストができる機能が2024年にリリースされましたね。
利用できるユーザーが徐々に広がっていきましたので、2025年になった今は、この記事をご覧になっているみなさんも利用できる状態になったのではないでしょうか。
このテストはサムネイルの効果を測定し、視聴者のクリックを促進します。サムネイルはビデオの重要な要素であり、視聴者の期待に応えるデザインが求められます。再生回数だけでなく、視聴時間や満足度が重要視されます。
ABCテストができるなんて画期的!
初心者にもわかりやすいように、画像付きで設定方法を解説しています。ぜひチャレンジしてみましょう!
YouTubeにおけるサムネイルの重要性
YouTubeは、まずサムネイルをクリックされないと何もはじまらない。
チャンネルの成長に欠かせない指標はたくさんありますが
- 動画視聴回数
- 再生時間
- 視聴維持率
- チャンネル登録数
どれも、まずはサムネイルをクリックして動画を見てもらわないことには始まらないのです。

それだけYouTubeにとって「サムネイル」は重要なのです。
目立てば良いわけではない!最適なサムネイルとは
大量のサムネイルが並ぶ中から、自分の動画をクリックしてもらいたい。
YouTuberなら誰もがそう思っています。
目を引くために過剰な誘導文言をいれた派手なサムネイルを作る方もいらっしゃいますが、
実際クリックされた時に、視聴者が想定していた内容とマッチしないと、すぐに離脱されます。

よくいう「釣りサムネ」は、結果悪い方向になるようです
離脱が多い動画は、YouTube側から「視聴者に喜ばれない、ためにならない、悪い動画」という扱いをうけて、インプレッションを下げられて、そもそもサムネイルが表示されない=見つけることもできない動画になってしまいます。
ですので、目立てば良いというわけではないのが、YouTubeサムネイルの難しいところです。
今までは、サムネイルのクリックが多いもの(再生回数)が良いとしている傾向がありましたが、
2025年のYouTubeの指標では、満足度が高い動画が良いとされていくようです。
満足度の高い動画を数値で表すと、「視聴時間が長い動画」になるかと思います。
サムネイルを見て動画の内容を想像し、これなら見てみようと思って視聴という行動に移してくれるユーザーの心理にそぐうデザインを考えることが大事かと思います。

動画の内容の訴求をわかりやすく作ってみましょう。
期待外れでガッカリされたら離脱になります。
嘘はダメ。大袈裟もダメ。・・・・なんだか、某CMみたいですね。
こども向け動画はサムネイルテストができない
そうなのです。こども向けの動画はテストできないのです。
こどもの情報を集めてはならぬ、というCOPPAによる措置でしょうね。
児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)については、以下のページでも触れていますので参考にどうぞ。
「子供向け動画」になったらどう変わる? 筆者のアナリティクスを大公開! 関連動画に載ると本当にバズる!!
私のチャンネルでは、2024年の春ころからサムネイルのテストが実装されるようになったのですが。
子ども向け動画でテストができないことを知らず、練りに練って作った複数枚のサムネイルをテストとして設定して公開すると・・・エラー表示がでてそこで気がつきました。
その後、私的には大人向けとして作成した動画のサムネイルも複数枚作って、こどもむけではない動画として公開したのに・・・一瞬でYouTube側からこども向けと設定されてしまい、結局この時もテストができず。

ここでも「子ども向け動画」の洗礼が。。。
AIの爆走なのかはわかりませんが、なんでもかんでも子ども向けにされてしまう私のチャンネルでは永遠にテストさせてもらえないのか・・・と凹んでおりましたが、最近やっと「こども向けではない」が認めていただけた動画がでてきたので、晴れてテストをしてみようと立ち上がったワケでございます。
前置き長くてごめんなさい!
さあやっていきましょう。
サムネイルテストを行う
それでは、デザインの違うサムネイルを作成して
2枚または3枚のデザインがどれが良い結果になるかを検証してみましょう。
良いサムネイルの指標は、その動画を長くみてもらえているか。
デザイン違いのサムネイルを用意する
デザイン違いを用意するのはなかなか大変ですが、楽しい作業。
- テキストのデザインを変えてみる(大きさ・色・フォント・配置・シャドウや囲みなど)
- 背景を別の画像に
- 訴求軸を変える
複数方面から見直しながら作成してみましょう。

ユーザーは何を求めてるか?
同じような内容の動画が並んだ時に選ばれるには、どこをポイントにしたら目を引くか?
自分の動画にしかない特徴は?
・・・などなどを考えていくと良いでしょう。
今回のテストは、合唱曲「ビリーブ」のサムネテストを行いました。
- 動画の冒頭そのままのキャプチャ
- 卒業訴求(桜を追加し、テキストピンク寄り)
- 合唱訴求(合唱を大きく出し、アレンジ違いで探すであろう「転調あり」も追加
の3枚でテストをしてみます。
作成したサムネイルを設定する
YouTube Studioでサムネイルのテスト設定をしていきます。
サムネイルを追加する画面で「テストと比較」を選択します。
ポップアップが開くので、「+」から画像を入稿します。
一生懸命考えて作ったサムネイルをいれていきましょう!!
すでに公開している動画でもテストが可能
すでに1枚のサムネイルを設定して公開している動画では、サムネイルにテストの選択肢が出てこないと思います。

大丈夫。ここからできます。
ビリーブではなく、別動画の「砂山」の画面ですが参考に。
設定したサムネイルの右上にカーソルを当てると、メニューボタンが浮き上がってきます!
ここから、「テストと比較」に進みましょう。
サムネイルテストの状況を見守ろう
・・・・って、別に見守らなくても勝手に結果がでるのですが(笑)
気になるので、ちょこちょこ見守っている筆者です。
テストの状況が見れるのは、アナリティクス内の「リーチ」タブです。
テストをスタートしたばかりだと、こんな画面になりますが、2日後に見にいくと・・・

おおおお!若干差がてている!
まだ若干の差ですが、卒業訴求のサムネイル2が少しリードしています。
現在2月末。
ちょうど卒業時期ですからね・・・テストするタイミングでも変化は十分にあるでしょう。

日数が経過して、どのように変化していくか楽しみです
サムネイルテスト結果がでたら
サムネイルテストは14日間のようですが、明らかな差が早く出た時は、その時点でテスト終了になるようです。
テスト終了後は、勝ちサムネイルが表示されるように自動設定されるので、急いで結果をみて自分で操作する必要はないとのこと。
また、一度サムネイルテストした動画でも、何度もテストができるそうです。
納得いくサムネになるまでがんぱってみるのもいいですね。
この記事の冒頭でも書きましたが、サムネイルはYouTuberにとって大変重要なものです。

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